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ATHLETEアスリート

元NECグリーンロケッツ選手が実践した「競技で使えるフィジカル」の作り方

2026-06-10 ・ 読了 約12

「ジムでベンチプレスを頑張っているのに、競技パフォーマンスが上がらない」——これはよくある悩みです。競技で使えるフィジカルは、ジムの記録とは別次元の話です。NECグリーンロケッツでプレーし、さらにレスリング日本代表のS&Cコーチを務めた東考三代表が、スポーツに直結するフィジカルの作り方とその考え方を解説します。

//トップリーグで感じた「使えるフィジカル」の正体

鏡の前で大きく見える筋肉と、試合で使える筋肉の違い

ラグビーのトップリーグ(現リーグワン)では、ただ筋肉が大きい選手より、素早く力を発揮できる選手のほうが試合で通用します。スクラムでの瞬発力、タックル直後の立ち上がりの速さ、80分間衰えないスタミナ——これらは「鏡の前で大きく見える筋肉」とは全く別のトレーニングで得られます。

現役時代に最も印象的だったのは、スクワットの数字は自分より低いのにタックルが圧倒的に強い選手の存在でした。その違いを追いかけるうちに、「競技動作に近い動きでの筋力発揮」という概念にたどり着きました。筋力トレーニングの数字と競技パフォーマンスは、橋渡しなしには直結しません。

NECグリーンロケッツでのトレーニング環境から学んだこと

トップリーグのチームでは、専任のS&Cコーチのもと、選手ごとに異なるトレーニングプログラムが組まれます。ポジションによって求められる身体能力が異なるからです。スクラムを担うフォワードと、空間を走り続けるバックスでは、筋力・パワー・持久力のバランスが大きく違います。

この経験から学んだ最大の教訓は「目的を明確にしないトレーニングは効率が悪い」ということです。何のためにこのトレーニングをするのか——それが明確でない限り、どれだけ時間とエネルギーをかけても、目的地にはたどり着けません。

東考三PTのトレーニング成果。競技動作に連動した身体づくりが数字に表れる
東考三PTのトレーニング成果。競技動作に連動した身体づくりが数字に表れる

//「筋力を上げる」と「競技力を上げる」はなぜ別なのか

マシン・フリーウェイトが競技に直結しない構造的な理由

一般的なマシントレーニングやフリーウェイトの多くは、1方向・単関節または限られた多関節の動作が中心です。しかし競技動作は多方向・多関節の複合動作であり、しかも予測不能なタイミングで力を発揮する必要があります。スクワットが強くなっても、それがラグビーのタックルやサッカーのスプリントにそのまま反映されるわけではありません。

競技力を上げるためには、「最大筋力をつけること」と「競技動作を練習すること」の間に、「競技動作に近いパターンでの力発揮を練習すること」という橋渡しが必要です。これがS&C(ストレングス&コンディショニング)の本来の役割であり、単なる筋力トレーニングとは異なります。

「重いものを上げる」vs「速く力を出す」——求められる能力の違い

最大筋力(どれだけ重いものを上げられるか)と、パワー(短時間に大きな力を発揮する能力)は異なる能力です。多くの球技・格闘技・陸上競技で決定的に重要なのはパワーです。最大筋力が同じでも、より速く力を発揮できる選手のほうが競技では優位になります。

オリンピックリフティング系の動き(ハングクリーン、クリーン&ジャーク等)やプライオメトリクス(ジャンプ・バウンディング系ドリル)は、このパワー開発に不可欠です。ただし技術習得の難易度が高く、指導者なしでの習得はリスクが高い。これがパーソナル指導の価値が高い領域の一つです。

//レスリング日本代表S&Cコーチ経験から見えたもの

日本代表レベルのアスリートが求めるもの

レスリング日本代表のS&Cコーチを務めた経験では、世界で戦うために必要なフィジカルを間近で見てきました。世界レベルの選手が求めるのは、単純な筋力の大きさではありません。試合中の爆発的な動作反復能力、疲弊した状態での技術の精度維持、そして試合間の回復速度です。

特に印象的だったのは、「疲れていても技術が落ちない体」を作るための体力づくりです。これは持久力とは少し違います。特定の動作パターンに対してエネルギー効率が高い身体を作ることで、消耗速度を下げるアプローチです。

一般の方にも応用できる「競技思考の体づくり」

競技をしていない方にとっても、この「使える身体」の概念は生活に直結します。階段を素早く・安全に上れる、重い荷物を腰を傷めずに持てる、とっさの動作で転ばない反射速度がある——これらは全て、競技に近い動作パターンを取り入れたトレーニングで向上します。

東考三PTでは、アスリートへの指導と同じアセスメント(動作評価)の考え方を一般の方にも適用します。「どんな動作が弱いのか」「どこが硬いのか」「どの筋群が機能していないのか」を評価した上でプログラムを設計するため、ただ重いものを上げるだけのトレーニングとは根本的に異なります。

指導後の変化。アセスメントに基づくプログラムが確実な結果をもたらす
指導後の変化。アセスメントに基づくプログラムが確実な結果をもたらす

//競技別・目的別の「フィジカル設計」の考え方

「どんなトレーニングをすればいいか」は、目的によって全く異なります。以下の視点を持つことで、自分に合ったアプローチが見えてきます。

  • 球技(サッカー・バスケ・ラグビー等):多方向への瞬発力と、疲労状態での動作精度維持が優先
  • 格闘技・武道:パワー発揮のタイミングと、接触時の体幹安定性が優先
  • 陸上・水泳等の個人競技:エネルギー効率と、動作の経済性(無駄のない力発揮)が優先
  • 一般の方(健康・体型目的):骨格の安定性、関節可動域、日常動作の質向上が優先

どの目的においても共通するのは、「正確な動作パターンを先に作ってから負荷を上げる」という順序です。フォームが崩れた状態で重量を上げ続けることは、パフォーマンス向上ではなくケガのリスク増大でしかありません。

//松戸・東考三PTで受けられる指導の内容

東考三PTでは、初回セッションに動作評価を組み込みます。スクワット・ヒンジ・プッシュ・プルの基本動作パターンを確認し、制限(硬さ・弱さ・代償動作)を特定。その上で、目的に応じたプログラムを設計します。

アスリートから一般の方まで、完全マンツーマンで指導します。グループクラスではなく、1対1で代表が直接指導するため、フォームの細部まで即座にフィードバックが入ります。これが最も安全かつ効率的に身体を変える方法です。

//まとめ:本物のフィジカルはどこで作られるか

トップリーグの現場で体感した「競技で使えるフィジカル」は、ジムの数字とは全く別の能力です。最大筋力・パワー・動作の質——これら三つが揃って初めて「使える身体」になります。一般の方でも、日常動作の質を上げるという意味で、同じアプローチが有効です。

千葉県松戸市(馬橋駅徒歩7分)の東考三パーソナルトレーニングでは、無料体験から始められます。まず一度、代表の指導を体感してください。TEL: 090-9841-8833

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